愛知県立一宮高等学校は22世紀を見据えた教育を行っています。

令和４年度 SSH文化講演会　　　　　　
　
　　東北大学大学院理学研究科教授 市川 温子 先生
　　　　　「探究したいんです。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日時：令和４年６月８日（水）　
日程：13:00〜　開会行事　※ 12時55分までにご入場ください。
　　　13:05〜　講演
　　　14:25〜　質疑応答
　　　14:55〜　閉会行事
会場：一宮市民会館大ホール
　　　　一宮市朝日2丁目5番1号　TEL 0586-71-2021
対象：本校の生徒・教員
　　　一宮市内中学校の代表生徒・教員、愛知県内の高等学校教員

講師プロフィール
　愛知県立一宮高等学校、京都大学理学部、京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了後、2002-2007年 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 助手・助教就任。2007-2020年 京都大学 大学院理学研究科 准教授就任。2020年6月に「加速器を用いた長基線ニュートリノ実験によるニュートリノの性質の解明」において、加速器を用いたニュートリノ振動実験であるT2K（Tokai to Kamioka）実験に携わり大きな貢献を成した功績を認められ、「一般財団法人 女性科学者に明るい未来をの会」より、猿橋賞を受賞。2020年〜現在 東北大学 大学院理学研究科 教授就任。2022年3月には「サイエンスＺＥＲＯ（Ｅテレ）『“博士が子どもだったころ”Vol.3 “宇宙誕生”に迫る』」へ出演。

演題『探究したいんです。』

高校の時は、なんとなく物理が好きでした。大学の時には、なんとなく実験が好きになりました。そして研究を始めて、いつの間にかめちゃくちゃ研究が好きになりました。宇宙の始まりに何が起きたのか、なぜ何種類もの素粒子があって規則正しいパターンと桁違いにバラバラな質量を持っているのか、なぜ電磁気力、強い力、弱い力、重力があるのか、素粒子の種類によってどうしてこれらの力を感じたり感じなかったりするのか、知りたいことがいっぱいあります。凄い装置を作って自然から少しでもヒントを引き出したいという想いが年を経れば経るほど強くなりました。素粒子、力、空間、時間、宇宙は日常の感覚からはぶっ飛んだ起源を持っているようです。そこから、我々の日常の世界が形作られていることも私には感動物です。この凄さを、一人でも多くの人にわかってもらいたいので、研究中断して、講演に参ります。

■受賞歴
2002年　原子核談話会　新人賞
2007年　大学婦人協会　守田科学研究奨励賞
2014年　お茶の水大学　湯浅年子賞金賞
2020年　女性科学者に明るい未来をの会　猿橋賞
　　　　 京都府　京都府あけぼの賞

■現役委員
高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所運営会議
高エネルギー加速器研究機構 日米科学技術協力事業高エネルギー物理研究計画委員会委員
日本学術会議 連携会員
国際純粋・応用物理学連合(IUPAP) C11(Particles and Fields)メンバー


参加希望の方は、申し込みフォームにご記入の上、令和４年５月27日（金）までに、メールでお申し込みください。申し込みフォームはこちら。
　　申込先メールアドレス：gotou6417(at)aichi-c.ed.jp ((at)を半角の＠に変えて)
　　メールの件名　　　　：文化講演会申し込み(○○高校）

その他：(1) 教員の参加は所属校の旅費でお願いします。
　　　　(2) 感染症対策のため、マスクの着用と入場時の検温と手指消毒のご協力をお願いします。
　　　　(3) 悪天候等で中止する場合は、朝11：30までに参加の先生に電話連絡致します。
　　　　　　このため、参加申込書にはご参加の先生の当日に連絡のとれる連絡先（固定電話・携帯電話の
　　　　　　番号等）をご記入ください。


御不明な点は、一宮高校SSH企画部（担当：後藤）gotou6417(at)aichi-c.ed.jp まで（(at)を半角の＠に変えて）お問い合わせください。