国際交流事業が今年もより充実した内容で行われました。
校内から選ばれた8名の生徒が、3月4日(土)~11日(土)の間、研修のためイギリスを訪問しました。
国際交流の相手校であるラドリー・カレッジは、全寮制のパブリックスクールであり、一宮高校とは環境の異なる学校です。そこでの体験は全てが驚きと感動でした。本校生徒が参加した授業はどれも少人数で行われており、全生徒が集中し、積極的にディスカッションし理解を深めようとしていました。ラドリー・カレッジの生徒たちが英国国内において優秀な成績を残している理由が、彼らの授業に対する熱意やその勤勉さにあるということを目の当たりにし、8名の生徒は良い刺激を受けたようです。
また、この事業では毎年ラドリー・カレッジ生の前で、英語で各自の課題研究の成果をプレゼンテーションする機会を与えて頂いています。英語でのプレゼンテーションは事前に時間をかけて準備・練習を行います。今年度は、ブラジルナッツ現象、コンデンサの製作による比誘電率の測定、第二言語習得と早期教育についてなどのテーマで発表をしてきました。また、今年度はラドリー生に対して日本語を教える授業をする時間をいただき、日本の文学、あいさつ、数の数え方、若者ことばなどについてゲームを交えながら授業をしました。練習の成果を発揮し堂々と英語で発表を行い、質疑応答にもしっかりと対応することができました。
オックスフォード大学附属の博物館で、天体の動きについての理解がどのようにされてきたかという歴史を学び、実際に観測器具を製作するワークショップに参加し、その使い方を学んできました。ロンドンでは自然史博物館や科学博物館に行き、イギリスが世界に誇る所有物の数々を見て学びました。生徒たちはイギリスが持つ数々の『本物』を体験することで、偉大な業績や発見を身近に感じ取れたようです。今後、8名の生徒がいかに学ぶか、いかに実績への糸口をつかんでいくかが楽しみです。
ラドリーにある小学校を訪問し、日本のおもちゃや書道を教えました。みんな真剣に取り組んでくれました。
テニスの原型であるリアルテニスも体験してきました。
ラドリー・カレッジ、オックスフォード、ロンドンで様々な研修をしてきました。特にラドリー・カレッジの生徒との交流はかけがえのない経験となりました。
代表生徒たち8人のプレゼンテーションは大好評でした。
ラドリー・カレッジの生徒が訪日した時の様子はこちら。
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