愛知県立一宮高等学校は22世紀を見据えた教育を行っています。

今年度から英国南東部の名門男子校「ラドリーカレッジ」との国際交流事業が始まりました！
10月19日(土)〜26日(土)まで、高校３年の生徒３名と先生１名が一宮高校の授業や部活動に参加しました。
今回の研修では、歓迎行事から意見交換会などの多くの事業で、全てを希望者数十名からなる実行委員会に任せました。彼らは、自分たちで打ち合わせを重ね、教員だけではたどり着けない素晴らしい企画を立てて実行しました。始まった交流事業で今一番感じているのは、こうした生徒の素晴らしい可能性です。これからも、この生徒の可能性を伸ばしていきたいと思います。

10月19日(土） ホストファミリーの皆さんと一緒にささやかな歓迎会を行いました。 長い旅の疲れがあったにも関わらず、４人とも元気にホストファミリーの方や本校の生徒らと会話を楽しんでいました。ホストファミリーの方とも和んだ様子でした。

10月20日(日） 一宮高校の生徒と名古屋大学理学部で物理実験を行いました。 一宮高校の生徒2名とラドリーカレッジの生徒1名の3名からなる実験班を3班作って、物理の共同実験に取り組みました。実験は、高感度霧箱によるβ粒子速度の測定、現代版フィゾーの実験による光速度測定の2件。どちらも多くの操作を伴う高度な実験でしたが、協力して実験が進み、結果発表も共同で上手くできました。伝えたいものを持つ生徒の間には語学力を超えた言葉が通います。

10月21日(月） 授業参加の初日に、生徒の企画による歓迎式典を行いました。ラドリーカレッジのケビン先生や代表生徒による熱のこもった挨拶に、これから始まる国際交流事業への期待感が高まり、とても刺激的な会になりました。また、吹奏楽部による歓迎の演奏も素晴らしかったです。

10月21日(月)〜25日(金） 英語の授業では、日本や一宮高校について英語でプレゼンを行いました。「普段学んでいる英語が通じた時はとても嬉しかった。」「通じなかった。もっと英語を勉強する。」「もっと話す機会が欲しかった。」等の本校の生徒の感想がありました。ラドリーカレッジの３人の生徒の親しみやすさもあり、大盛り上がりでした。 理科の授業では一緒に実験を行いました。実験内容・結果を英語で話し合ったのは貴重な体験となりました。 数学の授業では、ラドリーカレッジの生徒たちは熱心にメモを取り、解法の違いに興味を示していました。

剣道体験 剣道が日本で一番体験したいことでした。 ファッション創造科の生徒が着物の帯結びの実演を披露しました。 弓道体験 ３人とも最後には見事！矢を放ちました。 茶道体験

ラドリーカレッジと本校地学部が共同で夜空の観測に取り組むことになりました。 地学部の生徒が取り組んでいる「夜空の明るさ測定」について、生徒が、英語で解説しディスカッションを行いました。この研究について、ラドリーカレッジも英国で取り組むことになり、装置を英国へ持ち帰りました。3月に英国でディスカッションすることが楽しみです。

10月24日(木） トヨタテクノミュージアム産業技術記念館で合同研修を行いました。トヨタ自動車の出発点である自動織機技術の歴史や現在の自動車技術について、本校生徒11名とラドリーカレッジの生徒3名が、記念館の担当者から説明を受け、ともに学び合いました。ラドリーカレッジの生徒からは、日本に巨大企業トヨタが育った理由が知りたいという声も出ていました。この研修は3月に訪英する生徒の事前研修も兼ねています。

10月25日(金）日英意見交流会を行いました。 生徒たちだけで企画・運営し、充実した会になりました。ラドリーカレッジの先生も驚いていました。 日本と英国の食文化・スポーツ等について、約60名の生徒が集まり、積極的に意見を交換しました。来年はもっと難しい話題にも挑戦したいと意気込んでいます。

　　　　　　　
　　　　　　　　　

一宮高校の生徒が訪英した時の様子はこちら。


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